LX160 ZRH NRT Cクラス
スイスから成田へのフライトにLXを使いました。この理由としては、やはり日本語がデフォルトのエアラインではなく、ビジネスクラスの評判がよく、スターアライアンスで、朝成田に着くという条件があったからです。
ルフトハンザは当時古いジャンボが飛んでいました。オーストリア航空とスカンジナビア航空のビジネスは改修前でお世辞にも新世代の座席ではありませんでした。スイスなら、変則的ながらスタッガードで、窓際が取れたら最高という噂でしたので、チョイスしました。ドイツから大阪に帰るときにスイスとは酔狂です。
実は座席指定はすでに通っており、一人席の窓側が確保できています。チェックインカウンターでは座席の属性を確認してもらいましたが、確かに一人席の窓側でした。
出国して出発ロビー行きのモノレールに乗ります。トンネルの壁に手を振って別れを惜しむスイス人のお兄さんが投影されますが、私は来たところ。特に感慨もありません。
出発ロビーに来ると足元から天井まで全部窓という大胆な設計のターミナルです。さすがヨーロッパ。思い切った今風のヨーロッパです。
待ち合いの椅子はスイス人好みの木目。スイス航空機内の内装とリンクしています。
ラウンジに入る時間がなくなったため、早めに搭乗ゲートに行きます。反対側のゲートは中国路線で大騒ぎでした。
さて、搭乗しました。座席の属性は最高で、一人席の窓側。座席と窓位置も完璧です。残念ながら窓の外は主翼ですが、wing flex好きの私としては問題ありません。現にシベリアで軽いタービュランスに会いましたが、主翼のしなりが楽しくて……という感じです。
座席はこんな感じで、パーテーションはないのでプライベート感はあまりありません。しかしこの広さは十分です。そして、私が評価したいのはIFE下にものすごく深い蹴り込みが付いていることです。
この蹴り込み、容易に90cmの長さがあって、フルフラットにした時には足を入れる穴ぽこになります。蹴り込みの中でスリッパが脱げて回収に苦労しましたが、やはり伊達にフルフラットじゃないようです。
ということで、定刻に離陸です。A340-300型ですので、滑走時間が長く、一分ほど走っていました。
窓が傷だらけなのが残念です。
昼食の前菜です。スイスだけあってチーズと肉食です。生ハムは嫌いですが、食べてみると行けるものです。サラダにかかったごまドレッシングは伝説的美味でした。
その後、私はパスタをチョイスしました。普通スイス航空に乗ったなら肉でしょうね。そしてサーブされてからベジタリアン対応のメニューとわかりました。通りで肉のかけらも入ってないわけです。
昼ごはんを食べたら、時計を日本時間に戻します。スイス時刻では15時ですが、夜22.00になります。オネムの時間です。
寝る前のデザートに……
寝心地はとても良いです。私が縦方向にまっすぐ寝られるのですからすごいスペースです。もちろんフルフラッもにはなりますが、少し頭を上げるほうが快適です。
ただ、足を入れる穴ぽこはとても狭いので、寝返りは難しいです。
文句を言いつつも熟睡可能でした。起きたらシベリアの東端、今から日本海に出るところです。
空の青が目に眩しいです。
朝食のトレイが来ました。パンとハムとチーズと……コールドミールか?と思っていると温かい卵料理が来ました。とても脂っこい。
旋回を繰り返し……成田に着陸しました。
もう一度座席をチェックしてみました。
エアバッグ付きのシートベルトが目を引きますね。効果があるかはわかりません。